日日是好日

「これ、いいなぁ」「今日はよかったなぁ」「ふ〜ん、そうなんだぁ」「おもしろいなぁ」って思ったことを素直に綴ります。

杏仁豆腐対決 その1

  スーパーで買い物をしていると、ああ、どの商品にしようかなぁ…と迷うことがよくある。

豆腐と一言で言っても、絹と木綿があり、更に絹でも木綿でも何種類もの豆腐がある。

 

やっと豆腐を選んだと思っても、

焼きそば、豚肉、ハム、ウィンナー、チーズ……野菜、果物、ジュース、牛乳、アイス…どんどん選んで行かねばならない。

 

みんなの喜ぶ顔が見たいからなんて牛肉売場の前で立ち止まろうものなら、値段が張るから、赤身と脂身の対比が家族好みのものをぶつぶつ言いながら慎重に判別することになり、更に選ぶのに時間がかかる…。

ああ、買い物のたびに、自分はなんでこんなに迷っているんだろう…なんでこんなに時間がかかるんだろう。

 

迷い出すとキリがないタイプだから、最近は一度食べて美味しいなと思ったものの品名を覚えておいて、ちょっと気になっても、別のものはどんな味なのかとかあまり色々迷わずに同じものを買うようにしているが…

 

  例えば〜豆腐はキタコーの木綿豆腐(ローカルです)、納豆はたまご納豆、野菜ジュースはカゴメとか

 

  でも、決めていないジャンルのものとか、新製品に出会うと、またスーパーの棚の前でとことん迷ってしまう。

 

 この日もあちこちで少しずつ迷いながら、慣れたスーパーなのに、行きつ戻りつして、なんとか 買い物メモ通りの品物を漏れなくカゴに入れた。

 

ほっ、終了、さぁ、レジに行こうかと方向転換したところで、ふだん買わないジャンルの品が目に入ってしまった。おいしそうな杏仁豆腐。

夫が大好きな杏仁豆腐。

 

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タニタ食堂監修の森永乳業のもの。3個で155円。真っ赤なパッケージと、アジアンデザートという言葉にも惹かれる。これ買おう!

迷わないで買おう!とカゴに入れた。

 

しかし…

ん?下にもあったのか、杏仁豆腐。ややや…。

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この紺色と白のシャープなパッケージもいいじゃないか。

ホンモノは、おいしいのコーポレートメッセージの下にOHAYOのロゴ。

おー、オハヨー乳業なんだ。庶民的なイメージのオハヨー乳業なのに、この杏仁豆腐はずいぶんシャープなデザインだな。

自ら「おいしい杏仁豆腐」と謳っている。味に自信あるんだな。オハヨー乳業の静かな闘志を感じる。

 

しかも…

控えめに書いてあるけど、この言葉は聞き捨てならない。

「もっちり食感と杏仁の香りで満たされる」

 

気になる、気になりすぎる。

もっちり食感、杏仁の香り…

 

左手に取ってしまった。

さっきカゴに入れたタニタ&森永の杏仁豆腐を右手に取り出す。こちらは3個で155円。

左手のオハヨーのは4個で198円。だいたいな感じで暗算すると1個あたりはオハヨーの方が安い感じ。でもあまり変わらないか…。

味が問題だ。パッケージの謳い文句は両者絶妙で、心惹かれて判断できない。

右手と左手を交互に見比べる。

どちらかを棚に戻そうかな。

 

天秤ばかりのように右手が上がった後に左手が上がり、また右手が上がり…

 

だめだ、こんな落ち着かないスーパーの通路で、この勝敗はつけられない…

これはタニタ&森永と、オハヨーとの真剣な闘いなのだ。

ぴっと背すじが伸びるような気持ちになった。

 

両方を食べてみた上で、主婦のきびしーい目で判断して、この勝敗をつけよう。

家に帰って、杏仁豆腐対決だ!

両方の杏仁豆腐をカゴに入れてレジに向かった。