日日是好日

「これ、いいなぁ」「今日はよかったなぁ」「ふ〜ん、そうなんだぁ」「おもしろいなぁ」って思ったことを素直に綴ります。

節分の夜

先日、製麺所に夫と行き、蕎麦を買った。夫が背後で、たくさん食べたいと全身でアピールしていた。「500グラムは5〜6人分ですよ」と感じのいい店主が笑顔で言った。

振り返ると夫が、もっとたくさん食べたいと全身でアピールしていた。

500グラム入った蕎麦を二袋買った。

今日の夕飯に、一袋、ドサッと茹でてみた。

二つのザルに分けたら、山のようになった。夫のザルの蕎麦は、エベレストのイメージで限界まで高く積み上げてみた。喜んでいた。アジフライと千切りキャベツもおかずに添えた。

いざ食べだした。とても美味しかったが、お腹がぱんぱんになった。「ぐるじい」と、夫が小声で言っているのが聞こえた。

「焼き芋も少し食べる?」と聞いたら、「うん、焼き芋は別腹だよね」と言ったから渡した。ブラタモリを近くで見たかったのか、テレビの前に移動して正座して食べていた。食べ終えると「うー、ぐるじい」と言いながら立ち上がり、食器洗いを始めた。「せっかくだから」と小声で言って蕎麦湯も少し飲んでいた。


ついさっき、「豆まきをする?」と、夫が嬉しそうに二階から降りてきた。千葉産のおいしい落花生は、8個しか袋に残っていなかったが、夫と「鬼は外、福は内」と変わりばんこに投げた。今年の豆まきは、コンパクトに終わった。節分前に落花生のほとんどは夫のお腹の中に鬼は外福は内されていたのだろう。気付いた時には少なくなっていたから仕方ない。「ごめんなさい。おやすみなさい」と、夫は二階に上がって行った。