ピッコロハンバーグ
最近、シミ隠しのコンシーラーと、化粧後に全体にベールをかけるようにごまかすパウダーと、リップグロスが終わってきてしまった。
本当は、昨日買いに行きたかったが行けなかった。しかも今日は一日仕事だった。
私は、娘ぐらいの女の子も買いに来る化粧品ブランドを何年か前から使っている。当初は、まだギリギリ私が使っていても大丈夫?という感じだったが、最近、肌のハリもすっかりなくなり、少々買いに行くのが肩身がせまくなった。だからまあ、ここまでそのままにしていたが、これは今週乗り切れない感じだ。
「どうしようかなぁ」と少し大きな声で言ってみたら、「紙に書いてくれれば買って来るよ」と、夫が言ってくれた。夫はデパートが大好きだ。
「え?いいよ…」私でさえ肩身が狭くなってきたあのデパートの一階にあるお店に、おじさんが一人佇んでいる図を想像すると、やはり申し訳ない気がした。
しかし、結局行ってもらった。
帰宅したら、見慣れたブランドのオシャレな小さな紙袋が置いてあり、頼んだ通りの品がきちんと入っていた。
どの店員さんが対応してくれたのかなぁ。と気になったが、詳細は聞かなかった。
夕飯用に、デパ地下のイタリアンのお店で、私にはオムライス弁当、自分には、ピッコロハンバーグ弁当を買ってきたと嬉しそうだった。
自分はかわいいから、ピッコロハンバーグがぴったりだと言っていた。
見たら、普通のハンバーグだった。
黙って食べていた。ピッコロハンバーグがちゃんと 中まで温まっていなかったようで、途中でもう一回電子レンジでチンしていた。 食べ終えた時は、小さな声でご馳走さまと言っていた。
せごどんを見ながら、一緒にイチゴと焼き芋も食べた。
今日は、おつかいありがとう。