結婚23年目のお弁当②
本日のお弁当。段々畑みたいになった。
昨晩おそく、食材の在庫をゴソゴソ。
「あったあったこれ使わなくちゃ」
↑今朝使った残りですが…
常温で保存できる油揚げ。
ふと思いついて切り干し大根やひじきの煮物作りたくなった時などにもとても便利。
しかもジッパーのチャックが付いていて、必要分だけパラパラ使えるのもありがたい。
かゆい所に手が届く強い味方。
「この商品企画した人に会ってみたいなぁ」と思いながら、使い忘れないように炊飯器横に出しておく。
あと、だし醤油の浸し豆を作るために、
くらかけ豆を袋の中からステンレスのボールに一気に入れる。
ステンレスボールから細く高いキャーッと音がする。この音好き。
お豆を水に浸して就寝。
朝、刻み揚げを煮て、くらかけ豆を少し固めに茹でて
だししょうゆに浸し、焼き魚はいつものように丁寧に皮を取り、色良く卵焼きを焼いて…
昨晩のおかず、カブの葉のおかか煮も入れちゃおう!
プチトマト洗ったけど、段々畑弁当のどこに入れようか迷い…自分で食べてしまう。
キツネごはんの部分は、おいなりさんみたいな味のはずだよね。喜ぶだろうな。
紅生姜をこんもりと乗せて、完成!
今日のお弁当、少しだけ頑張りました。
今日のお弁当はお休みでした
昨晩、帰宅した夫に「明日は外に出る仕事だからお弁当はいりません!」と言われた。夕食の支度をしながら顔色ひとつ変えずに「わかったー」と答えたが、内心、少し楽だぞ!っとニマッ。
昨晩はハンバーグのおかずだった。「あーおいしかったね」と夕食が終わってから夫、お皿を洗いながら、「明日はお弁当いりません!」とまた宣言。「さっきも聞いたよ」「あっ…」
どんなつもりの2回の宣言?と少し引っかかったが、なにせ肩の力を抜いているお弁当づくりだから、気にしない気にしない。
というわけで、本日は、結婚23年目のお弁当はお休みでした。
今朝は、お茶を水筒に入れて玄関で渡した。「ありがとう!」と嬉しそうに出かけて行った夫。
でも帰宅して、「外出する時に水筒を持って出るの忘れちゃった」とのこと。結局水筒君は夫の職場に置きっ放しになったようだ。
今晩のおかずは、刻みキャベツをたっぷり添えたヒレカツ、茹でたての新じゃが15個を大皿に山盛りしたもの、カブの葉のおかかしょうゆ煮、ご飯。だった。
冷奴も用意しようとしたら、
「もうおかずいっぱいあるよ」と夫がテーブルを見ていたので席に着く。
夫の前には赤い水筒君も鎮座。
「いっぱい入っているからこれを飲むね」「うん」
パン粉が少ししか残っていなかったから、申し訳程度にしかパン粉が付けられなかったけれど、衣がサクッとしたヒレカツになり、なかなかおいしかった。よかった。
でも今日一番のヒットは、茹でたて新じゃが。岩塩をかけてそのままかぶりついたら笑みがこぼれた。クリームチーズを付けて食べても絶妙だった。家族でムシャムシャ無心で食べた。 病みつきになるなぁ。きっと。
これだけおかずの話をしたのだから、写真を撮っておくべきでした。
ごめんなさい。
これはゴールデンウィークのお土産。
この中身がニャン太郎の形のモナカなのか、普通の丸くて平べったいモナカなのか、箱を見るたびに推理中。
近日中に開けて、お伝えします。
結婚23年目のお弁当 ①
🥚「先生 、このお弁当についてどう思われますか?」
🤓「全体的に手が抜かれてますねー」
🥚「頑張った時代もありましたが、結婚23年目にもなると、肩の力が抜けきってしまいまして…」
🤓「この、マヨネーズニョロリンには、何か意味があるんですか?」
🥚「今日も頑張ってねと念じていたら、力を込めすぎてしまいました」
🤓「その時だけ肩に力が入ったんですね。他に、このお弁当のポイントは?」
🥚「夫の嫌いな魚の皮を丁寧に取り除きました」
🤓「明日はもう少しだけ頑張りましょう」
令和元年GW最終日
平成31年は、人生の中でも、そうは起きないような悲しいことや大変なことが続いたが、滑り込みのように一番最後に起こった悲惨なことが、肋軟骨の骨折だった。
4/12の夜10時過ぎ、家人を駅まで迎えに行こうと運転席に乗り込んだ時、ふと助手席のシートを少し前に出しておこうと思いつき、体を左側に懸命によじらせて助手席シート下のレバーを押し上げながら思い切り引っ張った。シートが動いた瞬間、運転席の背もたれのラウンドした部分に左胸が圧迫され、パンと弾ける音がして、激痛が走った。
これが左側の肋軟骨の骨折の瞬間…。
体の中でパンって音なんて、マジかよ…と頭の中で呟きながら、うう…としか声が出なかった。
それから3週間、胸を保護する布製の柔らかい板のようなバストバンドをギュッと巻き、気分は甲殻類。カブトムシ気分で肋骨を保護して過ごす日々。
でも、少し動きすぎると、左脇や左胸下の肋骨に、グツグツするような、ガジャガジャするような痛みが充満してきて…。鎮痛剤服用していても、痛みが続いていたので、このゴールデンウィークは、何かと言えば布団の中で横になって引きこもりしていた。
ようやく昨日あたりからグツグツやガジャガジャの痛みのかけらがなくなってきた。
今日は元気出して外出。
このゴールデンウィーク唯一のおでかけは、近所のローカルなイタリアン。ファミレスよりは少しオシャレ…かな。ちらしについていたポテトフライの無料券が今日までだったから、いそいそと切り取って携帯カバーのポケットに大事に入れ、家族を誘って出かけた。
これが無料だったポテトフライ!カリカリでおいしかったよ
そして石窯焼きピザ。クリスピータイプ。具と皮のバランスがいいピザだったよ
そしてデザートはこのケーキを選んだよ
あと、サーモンとほうれん草のクリームパスタも食べたが、これは慌てて取り分けてしまい、撮り忘れ…。
お腹いっぱいになった!
元気出さなくちゃなぁ。
明日から令和の日常が本格的に始まる…
貴景勝
ずっと気になっていた力士、貴景勝が昨日優勝した。貴景勝は、身長175センチ、体重170キロ。昨今は、180センチ、190センチと大きな力士ばかりだから、まずはその小ささが気になって注目し始めた。
ぎっちぎちに握ったおにぎりみたいな体型。目は小さくておちょぼ口。立ち合い直前には、必ず相手力士より先に両手をついて、すっくと前を見据えて待っている。礼儀正しく、低姿勢だ。しかし、一度相手にぶつかると、格がどんなに上であろうとも、見上げるほど大きな相手であろうとも、決してひるまない。下から相手ののど輪あたりを賢明に突っ張り続け、前に前に攻め込み、相手を圧倒する。
「 立派だよなぁ」といつも思っていた。今場所は、稀勢の里が休場した日、「芯が強い貴景勝が優勝するかも…」と直感で思った。それが現実になった。正しいことが認められたような気がして、うれしい。
たぶんそうじゃないかと思っていたが案の定、 優勝しても、ガッツポーズとか、ニッコリ笑顔とか全然しない貴景勝。そんなことをしたら、ぽっかり目の前に落とし穴が空いて落っこちてしまうと思っているのだろう。
ワイドショーのインタビューに答え、 「今場所、なぜこんなに調子が良かったのか、その理由がはっきりしない」と言っていた。成功の要因をしっかり分析できないから、この優勝はうれしいが、諸手を挙げて喜べないというのだ。なるほど。そこがはっきりしなければ、一発屋で終わってしまいかねない。深く納得した。
次の場所は、横綱たちが休場から戻って来るだろう。貴景勝は、またどんな相手に対しても、ひるむことなく立ち向かっていくだろう。活躍が楽しみだ。
日日是好日
樹木希林さんの遺作となってしまった、「日日是好日」を見に行った。24年間の一人の女性の日々を、季節の移ろいと、週に一回のお茶のお稽古を軸に、静かに丁寧に綴る内容で、主人公をお茶の先生という立場で、いつも変わらずにあたたかな眼差しで見守る樹木希林さんの所作や一言一言が胸に染み入った。
樹木希林さんの演技には嘘がないと信じられる。嫌味がない。だから余計なことを考える必要がなくて、ただ素直にずっと見ていたいと思う。
それはどこからくるのかな。優しさと強さ、潔さ、正直さ、可愛らしさ…すべてにバランスが取れているからか。余計なことを全部削ぎ落としてあるからなのか。本当に不思議な魅力だ。
日日是好日…。毎日、丁寧に生きていきたいと思った。すてきな映画だった。感謝。
映画を見た後、紅葉が美しい公園で、友達とシートに座って、お茶を飲みながら何時間もおしゃべりをした。子供たちのこと、親のこと…。いくら話しても話が尽きなかった。
誰もいなくなってしまった日が落ちかけた公園。友達と帰り支度をしながら見上げると、筆でスーッとなぞったような雲の線が薄水色の青空にいく筋も描かれていた。
すてきな秋の一日だった。
スィート22ダイヤモンド
そういえば、バブルの余韻があった頃は、スィートテンダイヤモンドなんてCMがあったっけ。最近は不景気になったからか、妻たちが勝手にこっそり好きなものを買ってしまうからか、結婚10年目を記念して夫から妻にダイヤモンドのプレゼントをしましょう!なんて呼びかけも聞かなくなった。
しばらく前、最近結婚した可愛らしい職場の女性が、結婚指輪をするのが夢だったと話していた。指には小さなダイヤが入ったプラチナのリングがキラリ。幸せそうに結婚指輪をしている女性って素敵だな。と思い、その場で「私も指輪をして来ようかなぁ」と言ってみた。ちなみにもうすぐ結婚22年目を迎えるが、車の運転に邪魔になる気がして、いままでほとんど結婚指輪をしたことがなかった。
なんとかく恥ずかしいが、朝タンスからこっそり指輪を取り出してみた。当時ティファニーで買ってもらったお気に入りのプラチナの指輪だ。
はめてみた。なんか地味だな。最近の結婚指輪は、プラチナに小さなダイヤが入っているのが主流のようだ。私の結婚指輪は光ってないなぁ。おばあちゃんの結婚指輪がこんな感じだったかなぁ。
何日かはめていたが、指にもうちょっと光が欲しいなぁ、という気持ちが消えなかった。
3月21日の春分の日、夫に声をかけた。お世話になった方にプレゼントを贈りたいのでデパートに一緒に見に行ってくれないかと。夫はデパートが大好きだ。
いろいろな売り場をうろうろした。夫はずっと後ろを付いて歩いていた。途中で夫がスリッパが欲しいな、と言ったので夫用に紺、私用に赤のお揃いのスリッパを買った。夫はうれしそうだった。20パーセントオフだったから私も得した気がして嬉しかった。
いろいろ迷ったが、お世話になった方にはアクセサリー売り場で貝パールのブローチを購入した。金色のリボンをかけて貰いホッとしたところで、ふと自分の指輪のことを思い出した。
ボソボソと悲しそうに言ってみた。結婚指輪がシンプルだから、重ね付けできる小さなダイヤがついた指輪があるといいんだけど…なぁ。
えっ?そうなの?どんなのがいいの?
まさかそんな返事が来るとは思っていなかった。
ヴァンドーム青山がすぐ右側にあることはさっき一周したときに見ていたから…。えっと、こっちの方にあるかな?ちょっと見てみようかなぁ。とぶつぶつ言いながら夫を引き連れて歩いて行った。気がついたら、どれにしようか絞り込むために指輪をいくつかはめていた。夫はずっとうれしそうに見ていた。結局、はめた中で一番高かったのを買って貰ってしまった。
500円玉を貯金箱にためていたものがそれぐらいたまってきていて、何に使おうかなぁって思っていたから、いいんだよ。ぼーっとしていて欲しいものに気がつかなくてごめんなさい。いろいろ迷惑かけてごめんね。いつもありがとう。
と夫が言ってくれた。結婚指輪と重ねて付けるとかなりキラキラになった。そう、この輝きが必要だったのね。素直に嬉しい自分に気がついた。
思いがけないスィート22ダイヤモンド。うれしそうにプレゼントしてくれたことが、うれしかった😊